でも、なかなか捨てられない。
この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
【この記事を書いた人】
・コミュ障非モテのクセにプライドが高く、24歳まで彼女ができなかった。
・デートには行けるようになっても、交際につながらない時期が長く続いた。
・思い切って「モテる人のマネ」に徹することで、停滞を打破。彼女をつくることに成功。
どうやら、自分のやり方は間違っているらしい。
やりかたを変える必要がある。
なのに、なぜだ?
頭ではわかっているのに、今までのやり方を変えられない…
◆
◆
「高すぎるプライドは邪魔」
そう頭ではわかっていても、なかなかプライドって捨てられませんよね。
僕自身、余計なプライドをなかなか捨てられず、たくさんの回り道をしてきました。
たとえば、社会人になっても彼女ができなかった22歳の僕は、職場の既婚の上司に相談しました。
要は、「同じ趣味の場にいる女性に声をかけて仲良くなり、そこから恋愛関係に進めばいいんじゃないか」、というアドバイスです。
さて、このアドバイスを受けた僕は、どうしたか?
なにもしませんでした。
ライブで隣の客席に座った女性に、声をかけようとはしてみるのです。
しかし、どうしても喉元から言葉が出ない。
「(声をかけて、冷たくされたらどうしよう)」
という反応が頭に思い浮かんでしまい、なかなか声をかけられませんでした。
今思えば、せっかくアドバイスをもらっていたのに、もったいない。
実行に移していれば、反応がよかろうと悪かろうと、何かしらの経験や学びは得られたはずです。
運が良ければ、同じ趣味の彼女をつくれていたかも。
しかし、プライドの高さが、実行を邪魔しました。
このように、プライドの高さは機会損失につながります。
どれだけ良質な知識やテクニックでも、実行に移されなければ意味がありません。
「宝の持ち腐れ」ってやつですね。
つまり、「知識・テクニック」とは、「プライドを捨てること」とセットにして、初めて効果を発揮するのです。
ペンがあっても便箋がなければ手紙を書けないように、この2つはニコイチです。
この記事では、主に以下の3つについて解説しています。
①プライドが高くなる原因と弊害
②プライドを捨てることのメリット
③プライドを捨てる方法
とはいえ、
と思われたかもしれません。
それも一理あります。
ですが、プライドを捨てることの重要性は、タモリさん、堀江貴文さん、本田圭佑さんなど、各界の著名人が語っています。
彼らは、人の心を掴み、動かすプロ。
僕たちの恋愛や仕事、プライベートにおいても、他人の心を掴むことができれば、上手くいくことは多い。
そうは思いませんか?
この記事を読んだあなたは、「プライドを捨てることの重要性」に気づき、柔軟性のある男性に近づいていることでしょう。
プライドが高い人の特徴

まずは、プライドが高い人の特徴から見ていきましょう。
最初に断っておきますが、「表面的な特徴」は1つも書いていません。
書いたのは、「プライドが高い人の根底にある考え方」についてです。
分解すると、以下の3つになります。
①事実や数字から現状を分析できない
②自己分析が甘い
③中途半端な努力・挑戦しかしていない
1つずつ、見ていきましょう。
①事実や数字から現状を分析できない
客観的事実から目を背け続けていると、プライドばかりが高くなってしまいます。
なぜなら、「自分の考え」と「現状」とのギャップを認識できないからです。
たとえば、あなたが野球部の青年だったとします。
最近コーチからは、
と言われています。
でも、今のフォームは自分なりに好きなプロ野球選手を分析しながら作ったフォームだから、直したくない。
ここで、もしあなたが試合の打率を記録してチェックしていたなら、
「たしかに、最近打率が少しずつ落ちている。コーチの言うことを素直に受け入れた方が良さそうだ」
となるでしょう。
しかし、打率の記録もチェックもしていなければ、
「やる気がなくなるようなことを言うなよ。
誰になんといわれても、オレは自分のやり方をつらぬく!」
と意固地になってしまうかもしれません。
要は、「自分を客観視できているかどうか」の問題です。
たとえば、ゲームの世界であれば正しい方向に進めるのに、現実世界だと間違った方向に突っ走ってしまう。
それはひとえに、「遠くから自分を見る視点」を持てているかどうかの違いです。
客観的事実から目を背け続けると、プライドはどんどん高くなるばかりです。
②自己分析が甘い
プライドが高い人ほど、自分のことを知りません。
以下のような質問をしても、ハッキリした答えが返ってきません。
・なにをしているときが楽しいか?
・どんな女性がタイプか?
・人生で大事にしていることはなにか?
不思議なことに、僕のこれまで出会ったプライドが高い人たちは、みな自己分析が甘い傾向にあります。
「自分について詳しく把握していない」のに、プライドが高い。
一見矛盾しているようにも思えますね。
ですが、たしかに同じ人物がこの2つの特徴を持ち合わせているのです。
たとえば、僕は友人の恋愛相談に乗ることがあるのですが、
と言っているのに、
と聞くと、
と答えます。
女の子をナンパすることもなければ、筋トレもしていなければ、本も読んでいない。
「やれることはすべてやっている」と言いつつ、そこらのイケメンよりもグータラしてます。
プライドが高い人ほど、自分のことを認識していない。
ハッキリとしたは分かりませんが、このような傾向は確実に見て取れます。
③中途半端な努力・挑戦しかしていない
プライドが高くなるのは、限界に挑戦したことがないからです。
中途半端な努力しかしていないから、「本気出せば、オレはもっとやれる」といつまでも思えてしまうのです。
そういう人は、「本気出しても、自分1人の力ではできないことがある」ということに一生気づけません。
だから、変なプライドが生まれて、うまく人を頼れない。
本気で何かに挑んで挫折したことのある人は、「誰かを頼らなければ、目的を達成することは至難の業」ということを身をもって知っています。
生き様や目標達成への姿勢に貪欲さがなく、中途半端な気持ちで物事に挑んでいると、プライドはどんどん膨れ上がっていきます。
プライドが高いことによる弊害

ここまで、プライドが高い人の特徴について解説してきました。
ここからは、「プライドが高いことによる弊害」について解説していきます。
①良い情報が入ってこない
②「情報」を「行動」に移せない
③高い場所まで登れない
1つずつ見ていきましょう。
①良い情報が入ってこない
プライドが高いと、人伝いに良い情報が入ってこなくなります。
理由はカンタンです。
あなたは、アドバイスをして1回でも実行に移してくれる人と、なにも行動に移さない人だと、どちらに2回目のアドバイスをしたくなりますか?
もちろん、実行に移してくれる人ですよね。
つまり、人間は、プライドが高い人には、良い情報を伝えたくなくなるのです。
結果として、知っておいた方がいい情報がなかなか集まらなくなってしまいます。
②「情報」を「行動」に移せない
プライドが高いと、「とりあえずやってみる」ということができません。
・こんなことやったら恥ずかしい
・これは自分のポリシーに反する
といった感情が行動を阻むのです。
なので、たとえいい本を読んでも、頭でっかちになるだけで終わってしまいます。
自分の現状を改善するために情報を仕入れたのに、実行しないまま終わるのは、ずいぶんと矛盾した行動です。
③高い場所まで登れない
「巨人の肩に登る」と言う言葉をご存知でしょうか?
先人の知恵を借りて、先人がたどりついた場所を自分のスタート地点にしてしまう、という意味です。
これができると、何事もかなり有利になりそうですよね。
しかし、プライドが高いと、巨人の肩に乗ることができません。
よって、何をしようにも、大した高さまでたどり着くことができません。
プライドを捨てるメリット

プライドを捨てるメリットは、以下のとおりです。
①アドバイスがどんどん入ってくる
②天才じゃなくても成功できる
③成功への最短ルートを歩める
1つずつ見ていきましょう。
①アドバイスがどんどん入ってくる
プライドを捨てれば、多くの人があなたにアドバイスをしてくれるようになります。
自分の提案したことを素直に実践して報告してくれる存在は、年齢に関わらずうれしいものです。
断っておきますが、受けたアドバイスを、実行「し続ける」必要はありません。
ただ、1回やってみるだけでいいのです。
それで、自分に向いていれば続ければいいし、向いていなければやめればいい。
やるとやらないでは、天と地の差があります。
やったことで上手くいけば御の字です。
上手くいかなくても、次はその失敗を踏まえたアドバイスをもらえるでしょう。
②天才じゃなくても成功できる
なにか大きなことを成し遂げられるのは、天才だけではありません。
プライドを捨てて、天才や成功者からのアドバイスを素直に実践できる人も成功できます。
やっていることは天才と同じ行動なので、同じ結果が得られる確率が上がるということです。
③成功への最短ルートを歩める
プライドを捨てれば、成功への最短ルートを歩めます。
まずは、何事も「マネること」がなにより大事だからです。
守破離という武道の言葉があります。
これは、まず型を守ることの重要性を説いた言葉です。
オリジナリティを加えるのは、その後。
繰り返しになりますが、天才の行動を真似れば、天才と同じような結果を得る可能性も上がります。
僕も、恋愛においてこれをやりました。
「モテる人」しか言わないような言葉を、女性への口説き文句に使ったのです。
たとえば、
「遊ぼうと思えば全然遊べるけど、君と本気で付き合えるなら、それでいいと思えた」
みたいなセリフですね。
他にも、ボディタッチするのは超抵抗あるけど、「女性慣れしてる感」を出すために、1回目のデートで手を繋いでみたりとか。
やる前は心理的抵抗がめっちゃ大きいですが、やってみると自然と受け入れられます。
要は、本人がどれだけ実行に抵抗を感じていようと、その抵抗感が他人に伝わることはないんですよね。
相手を楽しませようと思っていれば、マネをすることに躊躇はなくなります。
それで、相手が「この人といるとドキドキして楽しいな」とデートを楽しんでくれれば、それでいいんです。
このように、徹底的に教えを守ることで、ある程度の成果は得られてしまうんですよね。
プライドを捨てる方法

では、どうやってプライドを捨て、やるべきことを実行に移せるか。
コツは以下の2つです。
①抵抗感こそ成長の証と捉える
②実行することを紙に書く
1つずつ見ていきましょう。
①抵抗感こそ成長の証と捉える
僕たちがラクしてできることで、成長することってほとんどないんですよね。
自分がこれまでやってこなかったことをやるからこそ、新しい体験が上乗せされていくわけで。
筋トレをしている人は、この感覚が理解しやすい。
トレーニングで軽い重量をずっと扱っていても、筋肉が大きくなりません。
頃合いを見て、重量を上げていかないと、ずっと停滞期です。
腕が千切れそうな痛みを感じながらバーベルを上げるからこそ、筋繊維が切れて超回復につながる。
筋肉がデカくなる。
そして、これまで必死に上げていた重量が、らくらく上がるようになる。
この原理がわかっていれば、むしろ「抵抗感ウェルカム」なわけです。
一時的な抵抗感を経て、成長すると、それまで大変だったことがラクになるわけですから。
恋愛も同じです。
人生ではじめて女性をデートに誘うときは、死ぬほど緊張するでしょう。
どもったり、たどたどしくもなるでしょう。
しかし、一度誘いの言葉を口から発すれば、2回目以降の抵抗感は減ります。
女性を誘う回数が増えるので、その分彼女をつくるチャンスは増えます。
1度目の抵抗感さえ踏み越えれば、あとはどんどんラクになる。
つまり、プライドを捨てることは、人生の難易度を下げる行為に他ならないのです。
②実行することを紙に書く
実行したいことを、紙に書き出してください。
それだけで、実行確率は上がります。
頭の中にあるだけでは、ぼんやりしています。
しかし、紙に書き出すことで、それを客観的に認識することができます。
頭の中にあると大層なことに思えても、「文字」として見てみると、冷静になれます。
僕の場合、はじめて女性を家に誘うとき、この方法を使いました。
デートの15分前にマクドナルドに入って、メモ帳に
「今日、オレはこれからデートする女性を、家に誘う」
と書きました。
そして、メモ帳を壁に立てかけ、文字をずっと見つめていました。
自分の実行すべきことと対峙したのです。
結果として、人生で初めて女性を家に誘い、なおかつOKをもらうことができました。
これまでの人生でデートした中で1番可愛い女性だったので、とんでもなく大きな成功体験になりました。
紙に書く。
ただそれだけで、あなたのプライドをスルーして、やるべきことを行動に移すことができます。
30秒もあれば、できることです。
ダマされたと思って、ぜひやってみてくださいね。
おわりに
ここまで読んでいき、ありがとうございました。
「プライドの高さ」を自覚しつつ、「プライドの高さ」について言及した記事に最後まで目を通せる人は、なかなかいません。
自分自身と向き合うことができた時点で、すでに50%はプライドを捨てることができたも同然です。
僕も、恋愛に対するプライドを捨てることで、彼女をつくることができました。
その際に感じた葛藤と乗り越え方については、こちらの記事にて詳しく書き残しています。
「本気で恋愛に悩んでいる」という方にとっては、役に立つ内容になっています。