童貞

「もしモテていたらやってなかった趣味」はやめていい

 

恋愛って一つの趣味だよね?
趣味とは、やらなくても生きていけるけど、人生を豊かにしてくれる行動のことだと思ってる。
例えば、スポーツ、写真撮影、模写、演奏など。
恋愛もこの仲間だと思う。

みんなはどう思ってるのかな?

この記事は、そんなあなたに向けて書いています。

 

 

思えば、「非モテ」であることから、必死に目を逸らし続けてきた人生でした。

 

告白します。

 

僕はコミュ障でした。

 

中学でコミュ障が芽を出し、高校で爆発しました。

 

学生時代、恋人はおろか、友達すら1人もいませんでした。

 

もちろん、片想いはありました。

クラスメイトの女子を好きになりました。

しかし、話しかけることも、会話に応じることもできませんでした。

 

思春期まっさかりなのに、恋愛があまりにも高い壁だった僕は、逃げました。

 

本、ドラマ、映画、アイドル、音楽、ゲームに逃げました。

 

運動部から帰宅部になった僕は、家に帰ると、相棒の再放送を観ていました。

 

星新一の文庫本を買い集めて、ひたすら読んでいました。

 

平日の夕方、客が僕しかいない映画館で、『君に届け』などの映画を空っぽの心で眺めていました。

 

乃木坂46にハマり、深川麻衣さんが卒業するまで、深夜のアイドル番組を毎週見続けました。

 

ミスチルやback numberにハマり、ライブに出かけました。

 

社会人1、2年目の休日は、ひたすら家で3DSのスマブラ。

 

 

…しかし、心は満たされません。

 

 

どんなに優れた文化的作品を鑑賞しても、心は空っぽのままでした。

 

恋愛の埋め合わせを、趣味で満たすことはできないと気づくまでに、23年かかりました。

 

遅かれ早かれ、恋愛とは向き合うことになります。

 

気づき、動き始めるのは、若ければ若いほどいい。

 

小説を筋トレ本と恋愛本に持ち替え、映画やドラマを観るのをやめ、テラスハウスを観るようになりました。

 

そして、アラサーになり、ようやく人並みに彼女をつくれるようになりました。

 

 

そんな今、過去にハマっていた趣味にはまったく興味がわきません。

 

義務のように小説を読むこともないし、ミスチルを聴くこともないし、乃木坂46のメンバーの半分くらい顔と名前が一致しない。

 

ニンテンドースイッチを、まったく欲しいと思いません。

 

映画を2時間観続けることには、かなり根性がいります。

 

僕は、これらの趣味が、心から好きではなかったことに気づいたんです。

 

恋愛できない心の穴を、埋めようとしていただけだったんです。

 

 

…あなたの趣味は、本当に好きでやっていることでしょうか。

 

 

さびしい心を埋めるために、むりくりやっていることではないでしょうか。

 

よく、「辛い時期を、この作品のおかげで乗り越えられた」という人がいます。

 

僕も、孤独な時期を小説のおかげで乗り越えられたと、「思い込んでいた」時期があります。

 

今思えば、遠回りでしかなかった。

 

救われたようでいて、向き合うべきことから目を逸らす口実になってしまっていたのかもしれません。

 

繰り返しになりますが、誰もがいずれ恋愛に向き合わなければなりません。

 

30歳を超えると、如実に恋愛のハードルが上がるということは、よく聞く話です。

 

あなたは、仕事以外の時間を、どう過ごしていますか?

 

テキトーにYouTubeをダラダラ観て過ごす休日は、ゆっくりと、しかし確実にあなたの若さを蝕んでいく。

 

 

『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に、

 

「起きろ! 攻撃されている!」

 

というセリフがあります。

 

 

 

 

これは、人に「甘い夢」を見させる能力を持つ鬼、魘夢(えんむ)の術にかかった主人公の炭治郎が、夢の世界で自分自身に言い聞かせた言葉です。

 

趣味に逃げ込む日々は、まさしく夢を見せられ、「攻撃されている」状態。

 

映画では、炭治郎は夢の中で自ら刀で首を切り、夢から目覚めます。

 

魘夢(えんむ)の術にかかるたび、なんども首を切ります。

 

それと同じ。

 

ぬくぬくとした状態から抜け出し、現実と向き合うには、一時的に痛みが伴う。

 

しかし、そうしないと、じわじわとHPを削られていきます。

 

いざ夢から覚めたとき、絶望的な現実が待っているかもしれない。

大切なものを、すでに失ってしまった後かもしれない。

早くしないと、取り返しのつかないことになっているかもしれない。

 

だから、伝えたい。

 

恋愛から逃げ続けていた10代〜20代前半の頃の自分へ、戒めの意味も込めて伝えたい。

 

 

「起きろ! 攻撃されている!」