恋愛なんて時間の無駄。
そんなのに現を抜かすより勉強しろ。仕事しろ。
恋愛しても何も得られるものはない!
…間違ってないよね?
この記事はそんなあなたに向けて書いています。
恋愛なんて時間の無駄じゃね?
みんなそんなにセッ○スがしたいの?
皆がしなきゃいけないと思ってしてる先入観だよな、要は流されすぎなんだよね。
メディアが煽ってるだけで、恋愛なんて本当は無意味なんだよ。
…周囲の人々がやたら恋愛に浮かれている様子を見ると、そんなふうに思いますよね。
恋愛は時間の無駄。
そんなチャラついたしょうもないことより、もっと価値のあることはたくさんある。
…僕自身も、学生時代は恋愛よりも読書に時間を費やしてきました。
渡り廊下の一角で、のぼせたカップルが見つめ合っているのを、冷めた目で眺めていました。
学校にこっそりギャツビーのワックスを付けて登校してきたり、ズボンを腰ばきしてくるヤツの行動が理解できませんでした。
必死に女子の気を引こうとするのは、見苦しい。
そんな僕は、学生時代に彼女をつくるための努力を1mmもしませんでした。
それでいいと思っていました。
恋愛は、しょせん娯楽の1種。
好きな小説や映画やお笑いを見ていられたら、それでいい。
オレの人生に、恋愛は不要。
そんなふうに考えながら、社会人になりました。
職場と実家を電車で往復する毎日。
ふと、強烈な不安に襲われました。
コミュニケーション能力不足で、毎日のように上司から怒られ、内向型で友人もおらず、休日はストレスを引きずったまま1人で過ごす。
当時はハッキリと言語化することができませんでしたが、本能が「このままではヤバいぞ!」と警告を出していました。
孤独と不安をようやく自覚した僕は、街コンに申し込みました。
全身に四六時中へばりつくネガティブ感情を振り払うには、彼女をつくるしかない。
勇気を持って参加した街コンですが、女性慣れした男性にテーブルの空気を持っていかれ、まったく存在感を出せません。
考えてみれば当然。
職場や友人の間でも空気のような存在なのに、初対面の集まりで存在感を発揮できるわけがありません。
初の街コンはあえなく惨敗。
ですが、僕はそこから狂ったように街コンに申し込み続けました。
恋愛は不要。
かつてそう考えていた人物とは思えない行動を取っていました。
無我夢中で恋愛を求めていました。
そして、10数回目に参加した『読書街コン』で知り合った笑顔の可愛い年上女性と、ようやく恋人関係になることができました。
毎回のデートや、LINEでのやりとりすら、一喜一憂していました。
LINEでデートに誘い、それに対してOKの返事をもらうだけで、「よっしゃ!!」とガッツポーズするほど喜んでいました。
どれだけ面白い映画を見たときよりも、よっぽどワクワクしました。
そこで気づきました。
自分にとって恋愛は不要なのではなく、ただ単に「知らなかった」だけ。
たとえると、カレーを食べたことのない人が、「カレーはまずい」と言っているのと同じ状態だったんです。
もうお分かりのとおり、今の僕は「恋愛必要派」の人間です。
この記事は、「恋愛不要派」のスタンスを取りつつも、恋愛への興味が頭から離れないあなたに向けて書きました。
主な内容は以下のとおり。
①恋愛をするメリット
②「誤った効率主義」が恋愛成就を妨げる
「恋愛はいらない」vs「本能レベルの欲求」
上記の葛藤に、本日決着をつけましょう。
恋愛から得られる副産物はあまりにも多い
僕が恋愛必要派な理由は、ただ単に「恋愛が楽しいから」だけではありません。
恋愛は僕たちにとって、「多くの明確なメリット」があります。
どういうことかと言うと、
「恋愛を成就させる過程で、あまりにも多くの副産物が得られる」
ということです。
たとえて言うなら、
道で倒れているおじいさんを助けて病院に連れて行った。
実はそのおじいさんが超大手企業の会長だった。
お礼に100万円をもらい、叙々苑の焼肉フルコースを振舞ってもらえた。
上記のようなものです。
恋愛やモテにしっかり取り組むことには、それくらいのメリットがあるのです。
そのメリットとは、以下のとおり。
【恋愛に真剣に取り組むメリット】
・自信がつく
・幸福度が上がる
・ルックスが向上する
・仕事がデキるようになる
・「挑戦する勇気」が身につく
・人間関係を円滑に回せるコミュ力が身につく
とはいえ、恋愛には、多くの試練が待ち構えています。
いやでも、「ダメな自分」と向き合わされます。
・話が面白くない
・ファッションがダサい
・臆病で勇気がない
…
それでも彼女をつくるために、「ダメな自分」をひっくり返す努力をします。
要は、「女性と恋愛をするに足りる男」になるよう、生まれ変わろうとするのです。
受け身ではなく、積極的な姿勢で彼女をつくりに行った男ほど、先ほど挙げたようなメリットをたくさん獲得できます。
また、彼女は、定期的に性行為をするパートナーとなります。
『ベッドの上の心理学 感じるオトナのための保健体育』によると、月に2、3回セックスできると、幸福度は33.3%ほど上がるということがわかっています。
結論から言うと、個人差があることが前提ではありますが、月に2、3回セックスができると、幸福度は上がります。どのくらい上がるかというと、33・3%ほどアップすることが分かっています。
メンタリストDaiGo『ベッドの上の心理学 感じるオトナのための保健体育』
まとめると、彼女をつくることで、仕事にも活きるような能力を身につけ、なおかつ幸せになれるのです。
もちろん、付き合った後に、「やっぱイマイチだな…」と感じることもあるかもしれません。
しかし、それもムダではありません。
なぜなら、「人を見る目」が養われるからです。
僕自身も、歴代彼女は、後になるにつれて相性のいい女性になっていきました。
早めに「恋愛に必要な能力」を身につけておけば、より早く理想のパートナーと出会えるということです。
恋愛をすることで、高次な欲求への階段を登れる
マズローの『欲求5段階説』を知っていますか?
マズローによれば、「性欲」は食欲や睡眠欲と同列にある「生理的欲求」です。
「生理的欲求」はピラミッドの最下層に位置する、人間誰しもが持つ根源的な欲求です。
その上に、「安全的欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」が順に続きます。
つまり、恋愛という「生理的欲求」を満たさないと、その上のレベルの欲求に到達しないのです。
より人間らしい欲求を持つに至れないのです。
もし、あなたに夢があり、なおかつ彼女がいないのならば、「性欲の渇望」に足を引っ張られる可能性があります。
目標にストイックになるために彼女を作らないという人がいますが、逆です。
彼女をつくるからこそ、目標達成への欲求がより強くなるし、満たされない性欲に引っ張られることもないのです。
誤った効率主義が恋愛成就を妨げる
彼女をつくれない男性にありがちな思想が、「効率主義」です。
「非モテ」から「理想の彼女」をつくるには、階段を登る必要があります。
まずは、恋愛市場において自分と同レベルの女性と付き合い、恋愛偏差値を高めていく。
女性を知り、女性に慣れていく。
だから、僕が友人に恋愛相談のアドバイスをするときは、「理想のタイプでなくても、まず身の丈にあった彼女をつくろう」と言います。
それが、将来の理想の女性との交際につながるから、と。
しかし、過去の僕を含め、多くの友人は、
といって、聞き入れようとしません。
自分では非モテを自覚しているにも関わらず、かたくなに高い理想を満たす女性としか付き合おうとしない。
客観的に見れば、まったく釣り合いが取れておらず、おかしなことを言っています。
しかし、経験不足だと、そのおかしさに気づけません。
これが、「誤った効率主義」。
長期的な視点でプロジェクトを見れず、非現実的で短絡的な利益を求める。
「ビルの2階へ地上からジャンプして行こうとしている」ようなものです。
階段を使えばすぐにたどり着けるのに、それをめんどくさがっている。
「成功しないための一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。
そんなもん 、当たり前やろ。成功するような自分に変わりたいと思とって、でも今までずっと変われへんかったっちゅうことは 、それはつまり、『自分の考え方にしがみついとる 』ちゅうことやんか 」—『夢をかなえるゾウ1』水野敬也
…この記事を読んでいるあなたは、そうではありませんよね?
「効率主義」を掲げているようで、「彼女をつくる」という目標からはどんどん遠ざかっています。
とても非効率ですね。
また、誤った効率主義から、失敗をおそれ、挑戦を「ムダ」と言い訳して避ける男性の話は、総じてつまらないということを覚えておいてください。
デートで話すときにも、そういう「つまらなさ」は女性に伝わります。
決して2回目のデートにはつながりません。
「誤った効率主義」は、いますぐ捨てましょう。
おわりに
「恋愛は時間の無駄」という言い訳を続けていると、どんどん歳を取り、恋愛はハードモード化します。
本当に「恋愛は無駄」と切り捨てることができたなら、こんな記事は開かないはずです。
変わるなら、早い方がいい。
今です。
今から本気出しましょう。