この記事は、そんな悩みを持つあなたに向けて書いています。
告白するときの言葉。
みなさんはその場で考えるタイプでしょうか?
それとも、しっかり考えてから告白しますか?
当然ですが、告白の言葉によって、受け取り手の印象は異なります。
告白の仕方によって、その後の関係性が変わってくるかもしれません。
今回はそれを明らかにした研究をもとに、最強の告白ワードをランキング形式でご紹介します。
結論から言うと、「最もカンタンな方法が最強」ということがわかりました。
どれが最強? 告白ワードランキング!
ご紹介するのは、樋口(2001)の研究です。
予備調査で収集した19種の告白時に使われる言語的メッセージを以下の3つの類型に分け、どの形式がその後の2人の関係を進展させるかを調査しました。
各告白を受けた場合に、その後の付き合いがどのようになるのか?
「付き合いをやめる=1点」、「今までと変わらない=3点」、「恋人関係的な付き合いになる=5点」の5段階で評定してもらったのです。
3位:見苦しい。「懇願型」
好感度が低く、誠意を感じられず、心を打たないという“不評の三重奏”を響かせた「懇願型」が最下位という結果に。
懇願型の告白は、受け手に「ブーメラン効果」という心理効果を起こさせます。
ブーメラン効果とは、その行為をしたせいで、行為をおこなったものに負の効果を発生させる心理効果です。
【ブーメラン効果の例】
自分で決断して商品を買おうとしている客を相手に、求められてもいない、うっとうしいセールストークをバンバンして、買う気を失せさる。
ここでは、選択肢を強引に制限していることで、受けてから「自由」を奪っている。
つまり、受け手が反発しようとしてしまうのです。
2位:悪くはないよね。「理屈型」
好きであることに理由をつけて告白する「理屈型」が2位となりました。
相手のことをしっかりと見ているという印象を受けますよね。
ですが、2位。
ここがポイント。
次に紹介する1位の告白方法は、「理屈型」より簡単です。
にも関わらず、理屈型よりも好印象なのです。
カンタンかつ最も効果の高い告白方法、知らなきゃ損です。
1位:カンタンで、最強。「単純型」
堂々たる1位に輝いたのは、超ベタで何のひねりもない「単純型」。
と思われましたか?
下の表に、実際の実験結果がまとめられていますのでご参考ください。

相手が片想いの相手であろうが、両思いの相手であろうが、「単純型」が最強であることに変わりはありません。
ちなみに各パターンの印象は下の表をご参考ください。

衝撃の事実であるとともに、これはあなたにとって朗報でもあります。
告白の文言に頭を悩ませる必要がないからです。
というあなたは、そこで考えたフレーズを普段の褒め言葉に使ってあげてください。
ボキャブラリー豊富に褒められた方が好感度が高いという研究もありますので。
単純型にも色々あるよね。
一口に単純型と言っても色々あります。
「好きです」とだけ言うのか。
「付き合ってください」とだけ言うのか。
はたまた2つ合わせて「好きです、付き合ってください」というのか。
栗林(2004)は、高校大学生の告白166件を成功群(97件)と失敗群(69件)に分け、どんな告白の仕方をしていたのかを調査しました。
「好意」+「お願い」で心を奪え
まずは結果からご覧ください。

「好きです+付き合ってください」が最強という結果になりました。
ちなみに失敗群は、
・好きです+付き合ってください(32.1%)
・好きです(37.0%)
・付き合ってください(8.6%)
・遠まわし表現(14.8%)
と言う結果に。
「好きです」だけだと、好意は伝わりますがなにをして欲しいのかわかりません。
僕も「○○さんのこと、好きだったんですよ!」とだけ言われて、逃げるように去っていかれた経験がありますが、「うれしいけど、どうしたいの?」って気持ちになりました。
僕も好きだったので、後日こちらから告白し直しましたが。
そこまで好きでなければ、恐らくこちらから何も返事はせず終わっていたと思います。
「好きです、付き合ってください」とストレートに、「好意」と「どうして欲しいのか」をセットで伝えましょう。
まとめ:告白はシンプルにいこう
告白の言葉に関しては、変にひねらずシンプルに「好きです、付き合ってください」というのが一番です。
