この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
根暗な性格だと、人生イマイチ楽しめてなくて、なんか損した気分になりますよね。
わかります。
僕も、新卒1年目で入った会社の上司から突然呼び出され、「頼むから元気出してくれ」と懇願されたことがあります。
本人からしたら普段どおりなんですけどね。
元々の性格が原因で、周囲からの誤解も多くなる。
ですが、あえて言いたい。
根暗な性格を治す努力はしないでほしい、と。
なぜかというと、それをすると「中途半端な人間」になってしまうから。
詳しくは、記事の中で解説します。
この記事では、根暗を治す方法は一切書いていません。
「根暗を上手く活かす方法」を書きました。
根暗な性格に強く悩んだ過去がある僕だからこそ、「根暗を治す努力」を「根暗を活かす」という方向に持って行ってほしい。
根暗がネアカを目指してはいけない理由
根暗を治す努力をするべきではない理由、それは、次のとおり。
①根暗は根本的に治らない
②ネアカに社交力で勝負しても勝てない
③ネアカとは心からわかりあえない
1つずつ見ていきましょう。
①根暗は根本的に治らない
根っこの性格は変えられません。
なぜなら、人の性格はほぼ遺伝で決まるからです。
努力しても、根本的な持って生まれたものは変えません。
たとえば、僕はこれまで「明るくなるため」に、以下のような努力をしてきました。
・話し方教室を半年間受講
・劇団に入り舞台役者になる
・毎日3分笑顔の練習
・人前でライブ形式で歌う
・プロに混じってお笑いのフリーライブに出演
これだけやったら、さすがに明るくなりそうでしょ?
でも、無理でした。
「これで無理なら、なにやったって無理だろう」っていう次元まで努力して、無理だったわけです。
「この努力を他のことに向けていたら…」と、つい考えてしまいます。
②ネアカに社交力で勝負しても勝てない
これは僕の体感ですが、
根暗が死ぬほど努力して得た社交力は、ネアカが生まれつき持っている社交力の半分程度しかありません。
根暗が無理して接客の仕事についたり、人脈を広げようとしても、残念ながらネアカの足下にも及びません。
③ネアカとは心からわかりあえない
根暗とネアカでは、根本的にコミュニケーションの捉え方が異なります。
それは以下のとおり。
・ネアカ…コミュニケーションは楽しいもの
・根暗…コミュニケーションはがんばって乗り切るもの
上記のように、認識にずれがあるんですよね。
僕たち根暗は社交にエネルギーを消費しますが、ネアカは逆に、社交によってエネルギーを回復します。
なので、ネアカと一緒にい続けると、エネルギーを吸い取られるような形になってしまいます。
根暗の強みを活かすことを意識しましょう。
僕が考える根暗のベスト人生戦略は以下のとおり。
・根暗の強みを伸ばす
・社交は技術として一応持っておく
・根暗がネアカに勝てるフィールドを探す
ざっくり上記のことを意識してれば、根暗が自分らしく、自己肯定感高く生きられる。
これが僕の基本的な考え方です。
根暗の利用法①文章を学ぶ
内向型で根暗な男性の方が、文章を書くのが得意です。
理由は、以下のとおり。
・書いた文章を冷静に見直して書き直せる
・1文を時間をかけて練れる
根暗の「細かいことが気になってしまう性格」を活かすことができます。
文章を書くのが上手ければ、以下のメリットがあります。
・文章で稼げる
・論理的思考に強くなる
・人に物事を上手に伝えられるようになる
僕自身、文章を本格的に学んだことで、人生が好転したといっても過言ではありません。
僕に起こった変化は次のとおり。
・ブログを通して恋愛の知識を体系化してまとめた
・それでインプットした知識をリアルな恋愛で実践した
・マッチングアプリのプロフィールとメッセージを文章の力で攻略
・彼女ができた
・人生初の童貞を捨てれた
・女の子を余裕でお持ち帰りできるようになった
・その攻略した内容をnoteで販売して収益化できた
「文章を学べば、言葉の力で人生が切り開ける」ということを実感しました。
なので、ぜひあなたにも文章を学ぶことをオススメします。
しかし、1つ注意点があります。
文章を学ぶと言っても、『詩的な文章』ではなく『コピーライティング』を学びましょう。
僕は小説を書いていた時期もあるんですが、そのときは結構ツラかった。
なぜなら、ほぼ誰からも読まれないから。
無名な新人の小説には誰も興味がないですし、小説のライティングは小説以外に応用が効きにくい。
なので、「人に役立つ情報を、いかにわかりやすく伝えるか」という視点で文章を学ぶのがオススメです。
Amazonで、「コピーライティング」「わかりやすい文章」などと検索すれば、たくさん有益な本がヒットします。
また、文章を学んでいると、心理学の知識もセットで頭に入ってきます。
その心理学の知識は、文章を書くときだけでなく、人と話すときにも活かすことができます。
まさに一石二鳥。
根暗の利用法2『WOOPの法則』の習慣化

根暗のネガティブさは、実は目標達成の強い味方になってくれます。
なぜなら、心理学で最強の目標達成テクニックと呼ばれる『WOOPの法則』では、ネガティブの力を利用するからです。
まず、『WOOPの法則』についてカンタンに説明します。
『WOOPの法則』とは、アメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲン博士が考案した目標達成のテクニックです。
WOOPは、それぞれ英単語の頭文字になっています。
W…Wish(目標)
O…Outcome(目標達成によって得られるもの)
O…Obstacle(障害)
P…Plan(計画)
この2つ目のO(Obstacle)に、ネガティブ気質が効いてきます。
要は、目標達成を阻む障害を前もって想定し、その障害を乗り越える計画をあらかじめ立てておくということです。
たとえば、「彼女をつくる」という目標を立てたとしましょう。
以下のように項目を埋めていきます。
W…Wish(目標)
・彼女をつくる
O…Outcome(目標達成によって得られるもの)
・毎日楽しい
・自信がつく
・好きな人と好きなだけエッチできる
O…Obstacle(障害)
・出会いがない
・女性との会話が不慣れで続かない
P…Plan(計画)
・マッチングアプリの無料プランから試して、出会いが途切れたら課金してみる
・職場のおばちゃんとの会話から始めて、慣れてきたら若い人とも話してみる
このWOOPの法則を、仕事や趣味にも使っていきましょう。
紙とペンさえあれば、今すぐにでも出来ます。
あなたのネガティブさを、目標達成の力に変えていきましょう。
WOOPの法則とセットにすると目標達成率が2〜3倍になる『if-thenプランニング』については、↓の記事で解説しています。

根暗の利用法③外見向上のPDCAを回す
根暗で話すことが苦手でも、外見向上の努力はできます。
具体的には、髪型、ファッション、体型ですね。
この3つを、ひたすらPDCAサイクルを回して向上させていけば、ルックスのレベルはカンタンに平均以上に到達します。
髪型…自分に合う整髪料が見つかるまで探し続ける
ファッション…着ていてラクで、なおかつかっこよく見える服が見つかるまで探し続ける
体型…筋トレと正しい食事(地中海食など)
根暗の利用法④ムダな付き合いを減らしてレベルアップする
社交性不足を補おうとするより、努力してスキルを身につけた方が、あなたの市場価値は上がります。
根暗が社交的になろうとしても、中途半端になるだけです。
表面上社交的に振る舞い続けていても、努力をやめたとたんに根暗に戻ってしまう。
積み上げた能力が、ちょっとした強風ですぐに吹き飛んでしまうイメージです。
それなら、あなた自身が価値あるスキルを身につけて魅力的になればいい。
そうすると、自然と周りに人が集まってくるようになります。
先ほどお伝えした文章力もそうですし、プログラミングや動画編集など、「1人で黙々と取り組まないと身につかない能力」を磨くのがオススメです。
根暗の利用法⑤自己分析・自己省察の回数を増やして客観力を高める
根暗が持つ「調子に乗らない」という素質は、実は大企業も採用で重要視する能力です。
Googleでは、採用時に「知的謙遜」という能力を重視するそうです。
「知的謙遜とは?」
…自分がなにを知っていて、なにを知らないかを把握している態度のこと。
ソクラテスの、「無知の知」とも近い考え方です。
知的謙遜の能力があれば、以下のようなメリットが得られます。
・失敗から、「次はなにをすべきか」をわかる
・他人のアイデアを受け入れる余裕ができる
・忍耐力、好奇心、中立性が高くなる
・データやファクトを分析するのがうまくなる
では、どうすれば知的謙遜を育てることができるのか?
気になりますよね。
ジョージタウン大学やジョージメイソン大学の研究によると、以下の2つの方法があります。
1.細かい説明をする
あなたが「これは自分の得意分野!」と考えるジャンルを、誰かに向かって説明してみてください。
口頭でも、ブログで不特定多数を相手にしてもかまいません。
このとき、自分の思い通りにすべてを語れる人は、ほとんどいません。
「あれはなんだっけ…」と言葉につまるタイミングが必ずあります。
このトレーニングを通して、「自分の知識に不備があること」に気づけます。
2.思いこみをチェックする質問を使う
人間はいくつものバイアス(=思いこみ)にとらわれています。
たとえば、『正常性バイアス』。
なにかしらのトラブルが起きそうな状態でも、「自分に限って大丈夫」と考えてしまう心理現象です。
詐欺や交通事故、災害時の外出等で、多くの人が被害に遭っています。
こういったバイアスから逃れるために、次の質問をあなた自身に投げかけてみましょう。
※質問内容は、メンタリストDaiGoさんの『超客観力』を一部参考にしています。
Q1.目的を確かめる質問
・オレは今、なにを達成しようとしているのか?
・オレにとって一番の目的はなんだ?
・目的は現実的か?
Q2.疑問をさらに深める質問
・どのような疑問に対処すべきか?
・いまの疑問を、さらに細かいサブの疑問に分割できるか?
・正しい答えは1つか? それとも複数あるのか?
Q3.情報を確かめる質問
・いまの疑問を解決するために、どのような情報が必要か?
・この情報が真実だと、どのように判断できるか?
・合理的な結論を出すために、十分なデータを収集できたか?
自分自身へ上記のような質問をぶつけることを癖づければ、そのたびにあなたの知的謙遜の能力は強化されていきます。
根暗の利用法⑥ミステリアス・ダンディ路線に振り切る
「さわやか」「笑顔がステキ」という王道のモテ男性像は、思い切ってあきらめるのが吉。
代わりに、「ミステリアスでダンディな男」の路線に振り切った方が、根暗男子はモテます。
女性は基本的に年上の男性を恋人として好みます。
理由は、尊敬できるから。
「ミステリアスでダンディな男」は、落ち着いて見えるので、女の子からの尊敬を獲得しやすいという利点があります。
では、どうすれば「ミステリアスでダンディな男」に近づけるのか?
要素を分解すると、次のようになります。
・それっぽいパッケージ(=外見)
・謎を演出
・自己開示しすぎない(4/10程度にとどめる)
人には、「未知のものが気になる」という心理があります。
たとえば、ドラマで次回予告を見ると、つい続きが気になってしまいますよね。
アレと同じです。
ですので、あなた自身のことを話すときも、話しすぎてはいけません。
いいところでやめて、「もっと知りたい」と女の子に思わせるのです。
そのかわり、「外見というパッケージ」は常に磨いておく必要があります。
なぜなら、見た目が魅力的でないと、中身を知ろうとは思えないからです。
「ミステリアスでダンディな男」路線でいくなら、服装をモノトーン(白、黒、グレー)で固めるのがオススメです。
YouTubeで「ファッション モノトーン」と検索すると、服の選び方に参考になる動画がたくさん出てきます。
根暗の利用法⑦根暗カワイイ女子と仲良くなる
根暗であることのメリットの1つは、似たような性格のかわいい女子と仲良くなりやすいことです。
根暗男子には、根暗カワイイ女子の心の鍵を開けられる共感性があります。
嫌いなものが一致していたり、会話のトーンが合うと、女の子にとって苦がなく、すっと懐に入っていけるのです。
また、根暗カワイイ女子は、キラキラ系の女子と比べて、以下のようないいところがあります。
・ちゃんとワリカンしてくれる
(おごってもらって当たり前と思ってない)
・飾らなくていいので一緒にいて落ち着く
・目立たないから、カワイイ子でもフリーの可能性が高い
ということで、根暗男子には、カワイイ女子を彼女にできるポテンシャルがあります。
ぜひ積極的にアプローチしてみましょう。
ただし、1つ注意点があります。
恋愛スキルがないと、友達のまま終わってしまいます。
友達から恋人に意識を変える具体的な方法は、以下のnoteで詳しく解説しています。
>>【らくらく手繋ぎメソッド】勇気いらずのボディタッチ・手繋ぎ案10選+
根暗が人付き合いを乗り切るための3つの策
とはいえ、あまりにも会話がうまくいかないと、生活に支障をきたしてしまいますよね。
ということで、僕が日常生活で使っている、「人付き合いを乗り切るための3つの策」をご紹介します。
それは以下のとおり。
①意識してテキトーに話す
②自分から会話を切り上げる
③ストレスは「成長のエサ」ととらえる
1つずつ見ていきましょう。
意識してテキトーに話す
雑談に至っては、マジメよりもテキトーに話した方がうまくいきます。
意識してテキトーに話すことにはメリットがあります。
それは、面倒な人間関係に巻き込まれにくいということ。
真面目に付き合ってしまうと、相手がヤバイ人だと判明したときに、逃げづらくなります。
テキトーなキャラであれば、いざというときに「スッ」とフェードアウトすることができます。
テキトーに話すコツは、あなたの周りにいるテキトーな人の真似をすることです。
その人の振る舞いや言動等の表面を真似るのです。
誰にでも、本音を言う必要はありません。
本当に信頼している、恋人や家族と話すとき以外は、「仮面」でいいんです。
詳しくは、↓の記事で解説しています。
自分から会話を切り上げる
「あ、これ以上会話続けるのキツイ…」
そう感じたら、あなたから会話を切り上げるようにしましょう。
話すことがなくなっているのに会話が続くと、変な間が生まれます。
この間を切るために、あなたから会話を切り上げましょう。
会話を無理に続けようとして、「粘着質」な感じが出てはいけません。
ストレスは「成長のエサ」ととらえる
「人に話かけて、イヤな思いをしたらどうしよう」
そんな風に感じると、話しかけるのがおっくうになってしまいますよね。
そんなときは、「ストレスは成長のエサである」というマインドセットを持ちましょう。
たとえば、僕の場合、ストレスを感じた日は筋トレが捗ります。
ムカつく上司にマウント取られた日、ハイレベルな女子にアタックしてフラれた日…
そのストレスを、すべてバーベルを握る手に込めます。
すると、普段より重量や回数が増えます。
要は、適切なストレスのはけ口があると、それが成長に変わるんですね。
おわりに
根暗な性格だと、困ることもたくさんありますよね。
でも、それはあなただけではありません。
多くの人が、同じ悩みを持っています。
しかし、あなたが自分の強みを生かせば、悩みはどんどん軽くなっていきます。
僕は自分の強みに気づいて悩みを解消するまでに約4年かかりましたが、優秀なあなたなら、もっと早く解消できるでしょう。
ぜひ、あなたの強みを活かすことを意識してみてくださいね。