突然ですが、質問です。
あなたが打ち込んでいるのは、本当に「あなたに向いていること」ですか?
と思われるのも、もっともです。
しかし、向いていることを趣味や仕事として選ばないと、人生の満足度が低下してしまいます。
この記事で提案したいのは、「あなたの向き不向きを見極めてみませんか?」ということです。
なぜ恋愛ブロガーである僕が、「向いていることをしよう」と言うのか?
それは、「向いていることに取り組むこと」が、モテにも直結することを、体験を通して実感しているからです。
小説の執筆や演劇など、向いていないことをしていた時期は、なかなか彼女ができませんでした。
彼女ができたとしても、3ヶ月以内、ひどいときは1週間でフラれてしまっていました。
向いていないことをしていたので、常に自信なさげだったんが原因です。
「向いていないことを続ける」と聞くと、
と思いがち。
ですが、いざ自分がその状態になると、なかなか抜け出せないのです。
原因は、『サンクコスト効果』です。
この心理効果については、記事のなかで詳しく解説していきます。
まずは、「向いていることをしてはいけない3つの理由」から見ていきましょう。
①「サンクコスト」×「成果が出ない」

「向いていないこと」でサンクコスト効果の沼にハマると、「成果が出ないのに抜け出せない」という地獄のループにハマります。
「サンクコスト効果」とは、人が時間や労力をかけた対象に愛着を持って離れられなくなる心理効果のことです。
たとえば、「新品のノート」と「大学受験をともに戦ったノート」では後者に愛着と価値を感じるでしょう。
大学に入学して必要なくなったとしても、なかなか手放せないかもしれません。
それと同じで、コストをかけた対象からは、なかなか離れられなくなるのです。
このサンクコスト効果が「向いていないこと」に働いた場合、どうなるか?
「結果が出ないのに、なかなか辞められない」という、ギャンブル依存症のような状態になってしまうのです。
取り組むことを選ぶときに大事なポイントは、「好きなこと」と「向いていること」は違うということです。
好きなことに時間をかけて取り組んだからといって、比例してスキルが伸びていくわけではありません。
オックスフォード大学が「北米の動物保護施設の職員」を対象に行った研究によると、「好きを仕事にした人ほど、スキルが伸びない」ということがわかっています。
僕も、「小説を書けるようになりたい!」と、執筆に取り組んでいた時期があります。
小説教室の月謝、『ポメラdm200』という1台5万円のワープロマシン、集中して執筆に取り組むためのカフェ代などなど…
意識してお金をかけました。
しかし、1年かけて書いた小説を公募に出すも、端にも棒にもかからない。
期待したリターンはありませんでした。
ですが、文章を披露する場所を「ブログ」に変えると、すぐに成果が出ました。
noteのアカウントとこのブログの累計pvは月間1万を超えています。
ありがたいことに、有料記事も毎月購入いただいています。
小説教室の先生と生徒くらいにしか読まれていなかったころに比べると、成果に雲泥の差があります。
以上のことから、「向いていない」と気づいたら、すぐに別の分野にチャレンジするフットワークの軽さが重要だと言えます。
「挑戦する」のはいいことだが、しばらくやって向いていないと感じたら、潔く手を引こう。
②心身ともに病む

向いていないことをしていると、心身ともに病んでしまいます。
なぜなら、「成果が出ない現状に長期間向き合わないといけないストレス」が常につきまとうからです。
小説で「サンクコスト効果×成果が出ない」の沼にハマっていた僕は、心身ともに病んでいました。
がんばってもがんばっても、いい設定が思いつかない。
疲労から、本業でもミスを連発して上司から怒られまくる。
負のループにハマっていました。
しかし、病めば病むほど、「がんばっている感」が得られてしまうのが怖いところ。
病んで疲労感満載の自分に、酔っていました。
肌荒れや巻き爪等の、皮膚関連の持病もストレスでどんどん悪化していきました。
人間、まずは心身ともに健康でないと、がんばろうにもがんばれません。
生きていく上で、なにより大事にすべきは「健康」ではないでしょうか?
負のループで健康を害する前に、そこから抜け出す勇気を持ちましょう。
③人間関係の悪化

「向いていないこと」を続けていると、人間関係が悪化します。
常にストレスを抱えた状態で人と接すると、怒りっぽくなったり、批判的になりやすい。
すると、周りから人が減っていきます。
「孤独はタバコを1日15本吸うのと同じくらい体に悪い」という研究結果もありますから、さらに心身の状態が悪化します。

心身の状態が悪化すると、自信をもって人と向き合えなくなくなってしまう。
僕の場合、「人の心を描く」小説の執筆に取り組んでいたにもかかわらず、人の心がまったくわかりませんでした。
それもそのはず、他人との交流が極端に少なかったからです。
こうなると、「ネタがないのに寿司を握ろうとしている」ようなものです。
成果が出ないのも当然。
小説に限らず、他者との交流から得られるインプットは他の分野でも欠かせません。
人間関係が悪化すると、入ってくる情報も減ってしまいます。
「得意なことをやるメリット」
これからは「向いていないこと」ではなく、「あなたの得意なこと」をしましょう。
理由は、得意なことであれば他者への貢献につながりやすいからです。
他者に貢献することには、次のようなメリットがあります。
【他者貢献のメリット】
・鬱になりにくい
(ボランティア活動をする人ほど、うつ病の発症率が低い)
・幸福感の上昇
(ある実験で「他人への小さな親切」を1日5回ずつ6週間続けた被験者に、大きな幸福感の上昇が確認された)
また、社会への貢献によって、人間の持つ3つの欲求が満たされます。
それは次のとおり。
①自尊心
→自信につながる
②親密感
→他者とのつながりを実感
③自律性
→「自分で自分の幸せを選択できる」という感覚につながる
あなたが得意なことを見つけ、それに集中して取り組めば、人生全体が上向きになるはず。
次のパートでは、「得意なことの見つけ方」について見ていきましょう。
「得意なこと」の見つけ方3選
「満足度が高い仕事とは、他人を気づかい、他人に新たな知見を伝え、他人の人生を守る要素を持っている」
—『科学的な適職』鈴木祐
得意なことを見つけるには、直感だけでは足りません。
なぜなら、貢献感を得るには、「他者の役に立つ」という側面も必要だからです。
たとえば、「本を読み続けることが得意」という人がいたとします。
ですが、ただ本を読み続けるだけでは、誰かの役に立つことはできません。
「本を読んでいる人」が、ただそこにいるだけです。
つまり、「他者の役に立っているかどうか」は、自分ではなく他者が判断することです。
では、どうすれば、「得意+人の役に立つこと」を見つけられるのか?
カンタンな方法を3つご紹介しましょう。
①ストレングスファインダー
1つ目は、『ストレングスファインダー 』です。
こちらは、本のタイトルです。
新品のこの本の購入時に付いてくるシリアルコードをギャラップ社の特設ページに入力すると、『強み診断テスト』を受けることができます。
古本の「使用済みコード」ではテストが受けられません。
所用時間は、30分ほど。
テストが終了すると、上位5つのあなたの資質を確認できます。
※さらに課金すると、全34の資質のランキングを確認することができます。
ここで出た上位の資質が、あなたの「得意かつ人の役に立つこと」を見つけるヒントになります。
ちなみに、僕もこのテストを受けていて、結果は以下のようになりました。

「実行力」に関する資質が上位で、「人間関係構築力」についての資質が下位でした。
1位の資質は「慎重さ」。
「瞬発的な能力」よりも、「腰をじっくり据えて取り組めるもの」に向いていると判断しました。
なので、「ライティング」や「プログラミング」について学び、それを仕事や副業に活かしています。
また、「規律性」が上位にあるので、毎日同じことしても苦になりません。
そのため、「筋トレ」や「ブログ執筆」を習慣化させることができています。
「続ければ続けるほど成果が出るもの」と相性がいいので、そういったものと組み合わせるようにしています。
というように、お金はかかりますが、客観的かつ網羅的に自分の強みと弱みを知れるのが、ストレングスファインダーの良さ。
僕自身やってみて、強みを活かすような選択を取ることで、彼女ができたり、副業でお金を稼げるようになったり、いい結果が得られるようになりました。
②得意なことを人に聞く

先ほど紹介したストレングスファインダーは、しっかりやると1万円以上の費用がかかってしまいます。
という方は、「周囲の人に強みを尋ねる」のも手です。
会社の同僚や友人に、
と聞いてみるのです。
あなた自身が意識していなかった強みを発見できるかもしれませんよ。
③あなたは当たり前にできるけど、他人は手こずっていることを探す
と思ってしまうことはありませんか?
たとえば、みんなは「朝起きるのがツラい」と言っているけど、自分はスッパリ起きれたり。
はたまた、友人がスマホやPCの操作に手こずっているのを、不思議な様子で眺めてしまったり。
そこで、
と思うのはもったいない。
なぜなら、それがあなたの長所である可能性が高いから。
「何でこんなこともできないの?」と感じた時に、人はイラッとします。
なのでイラッとした時は、自分がいつも当たり前にやっている「得意なこと」に気づくチャンスです。『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』ー八木 仁平
「自己分析にお金をかける」「強みを人に聞く」に抵抗を感じる人は、「周囲の人間観察」から始めてみるのもアリですよ。
おわりに【憧れと向いていることは違う】

●向いていないことをしてはいけない理由
①「サンクコスト」×「成果が出ない」
②心身ともに病む
③人間関係の悪化
●得意なことをやるメリット
・他者貢献でき、「自尊心」「親密感」「自律性」が満たされる
●「得意なこと」の見つけ方3選
①ストレングスファインダー
②得意なことを人に聞く
③あなたは当たり前にできるけど、他人は手こずっていることを探す
好きなことでも、やってみると苦手すぎて嫌いになってしまう。
これは、誰にでもあることです。
「ないものねだり」「隣の芝生は青い」という言葉があるように、自分にないものほど欲しくなってしまうもの。
あなただけではなく、みんなそうです。
ですが、大事なのは、「見逃しがちな”あなたの強み”」を発見することです。
星のように遠い憧れに手を伸ばすより、自分にあるもので、他者に貢献する。
その方が、人生楽しいですよ。
僕の場合、得意なことに集中することで、過去最高の彼女をつくることができました。
もしあなたが僕と同じような「内向型の気質」を持っているのなら、↓の記事が役に立ちます。
あなたの奥底にある強みを引き上げ、女性がうっとりさせるほど魅了できるように磨き上げる方法を解説しています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。