この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
人と会話が続かない。
大勢の前で話す時、緊張してしどろもどろになってしまう。
そんなとき、「話し方教室」の受講を視野に入れる人は少なくありません。
でも、話し方教室に通って、本当に効果あるの?
と思うと、なかなか踏み出せませんよね。
僕は、約1年間ほど話し方教室に通っていた経験があります。
結論から言うと、「話し方教室の効果」は以下のとおりです。
雑談に効果はないが、大勢の前で話すときには効果アリ
この記事では、
・話し方教室に実際に通うことで僕に起こった変化
・なぜ話し方教室が雑談に効果がなかったのか
・雑談でだいじなこと
について解説していきます。
話し方教室に通って起きた変化
冒頭でも書いたとおり、「話し方教室に通うことで起こった変化」は、ざっくり以下のとおり。
雑談…とくにない。
大勢の前で話す…いくつかある。
雑談に効果がなかった理由はのちほど解説するとして、「大勢の前で話すときに起こった変化」について見ていきましょう。
おもに、以下の変化が起こりました。
・滑舌がよくなった
・声が強く大きくなった
・表現力がついた
基本的な滑舌練習や腹式呼吸を学んだことで、発声の基礎ができました。
また、原稿読みのトレーニングを通して、内容をより相手に伝わりやすくするための表現力が身につきました。
以前は、大勢の前でスピーチする機会があると、「何を言っているのかわからない」「聞き取れない」と言われることもありました。
話し方教室で発声の基礎を学んでからは、内容が相手に伝わりやすくなり、ときには、「いい声」とホメられることもあります。
ということで、「1対多数」で話すシチュエーションに対しては、しっかりと効果がありました。
続いて、「話し方教室でなにをやるのか」について詳しく解説していきます。
話し方教室でなにを学べるのか?
ここからは、話し方教室の受講内容について、詳しく解説していきます。
ちなみに、僕は「シアーミュージック」というところに通っていました。
シアーミュージックは、「毎回授業のたびに講師を選べる」というシステム。
なので、「A先生からは発声を学ぶ」、「B先生からは原稿の読み方を学ぶ」、みたいなカスタマイズもできました。
シアーミュージックというくらいなので、もちろん歌も学べます。
発声練習
口周りの筋肉の構造を教えてもらったことを覚えています。
毎回、劇団四季がやっている滑舌・発声の練習をしました。
発声の細かいニュアンスまで、講師は教えてくれます。
みたいなことをよく言われましたね。
原稿の朗読
プリントに書かれた文章を朗読するトレーニングをしました。
内容とそぐわない声の表現をしていると、指導が入ります。
みたいな具合ですね。
必ずしも先生が用意した原稿でやらなければいけない、というわけではありませんでした。
たとえば、僕はそのとき演劇もやっていたので、そのときの台本を原稿として使ったりもしていました。
会社でプレゼンの機会があるという人は、プレゼン資料を原稿にしてもいいわけですね。
雑談の練習
僕が通っていたシアーミュージックは、生徒の希望に応じて、自由に授業内容を変えることができました。
なので、「雑談の練習がしたい」と言ったら、それに応じてもらえました。
といったような、自分では気づかないフィードバックをしてもらうことができました。
なぜ話し方教室が、雑談に効果ゼロなのか

僕が雑談するときに、心がけていることはいくつかあります。
しかし、「話し方教室で習って心がけていること」は1つもありません。
じゃあ、なにを心がけているかというと、本から学んだ心理学の知識です。
自己開示とか、サンクコスト効果とか、返報性の原理とか。
面白い心理学の知識を仕込むと、「実際に使ってみたい!」という気になります。
では、なぜ「話し方教室で教わった内容」は雑談で使えなかったのでしょうか?
原因は以下の2つ。
①欲求として弱い
②シチュエーションとして不自然
1つずつ見ていきましょう。
①欲求として弱い
1つ目の理由は、「”雑談が上手になりたい“は、欲求として弱い」ということです。
人を動かす1番のモチベーションは、欲求。
欲求が弱いと、行動に結びつきません。
そもそも、「雑談が上手くなりたい」って、心から思えますか?
たいして興味のないオジさんと、無限に会話を続けられるようになりたいと思ってますか?
おそらく、
・「雑談できるに越したことはない」
・「雑談できないと、社会人としてなんか微妙な気がする」
・「沈黙が気まずいからどうにかしたい」
くらいのモチベーションなのではないでしょうか?
雑談が上手くなりたいなら、「雑談」というものに対して、「人間の強い欲求」を結び付ける必要があります。
僕の場合、それに「恋愛」が結びついたことで、雑談力向上へのやる気が上がりました。
かわいい女の子とイチャイチャしたい、付き合いたい、ベッドインしたい…
男なら誰しも持っているこの欲求に正直に向き合うようになってから、雑談に本気で取り組むようになりました。
だからこそ、心理学の本を読み漁ったんです。
なので、「ただ雑談が上手くなりたい」では欲求として弱い。
恋愛以外でも、「お金持ちと仲良くなって、オレもビジネスで儲けたい」みたいな、強い欲求と雑談を結びつけることが大事です。
シチュエーションとして不自然
雑談って、
楽しい雑談のスタートだ!
みたいに始まりません。
気づいたら、始まっているものです。
また、雑談の中身以前に、まず話しかけることが難しいわけです。
講師が目の前にいて、「それでは今から雑談をしましょう!」っていうのは、本来の雑談のシチュエーションと離れすぎています。
アナウンサーのように、原稿をいくら流暢に読めるようになっても、雑談の達人になれるわけではありません。
原稿を上手に読めることと、雑談を上手にできることは、「カピバラ」と「ラクダ」くらい違う。
雑談に大事なのは、なんなのか。
では、雑談に大事なのは、一体なんなのか?
街コンやマッチングアプリで100名を超える女性と出会い、最終的には雑談を延々と続けられるようになった僕が、個人的に大事にしている考え方をお伝えします。
それは以下の3つです。
①「話したい」と思える存在であるか否か
②会話のネタを豊富に持っているか
③力みすぎていないか
個人的には、細かいテクニック以前に大事にしているところです。
1つずつ説明します。
①「話したい」と思える存在であるか否か
雑談のテクニック以前の問題ですが、大事なことです。
自分自身が、相手にとって「話たい」と思える存在になれているか?
この問いを常に持っておきましょう。
同じ内容の話でも、「話し手」によってその受け取られ方は異なります。
尊敬している上司から
と言われたら、「はい、がんばります!」となるでしょう。
しかし、ニートから
って言われたら、「お前ががんばれや」となるでしょう。
このように、「誰がその言葉を言うか」、によって受け取られ方は180度変わってしまいます。
話し手としての価値を上げるには、以下のような方法があります。
・人材としての希少価値を上げる
・ルックスを磨く
・親切
・仕事ができる男になる
想像してみてください。
あなたはコンビニに行って、「今日は新しいお菓子を買ってみよう」と、お菓子コーナーを物色しているところです。
パッケージが魅力的であったり、評判がよくないと、商品の中身を知ろうとは思えませんよね?
それと同じです。
話術うんぬんの前にまずは、「話したい」と思える存在になりましょう。
会話のネタを豊富に持っているか
話すことがないと、会話の弾切れを起こしてしまいます。
自分の話題の引き出しを増やすと、「この人と話していると面白い」と思われます。
そのためには、自分の興味関心を広げ、ルーティンから外れた行動を取ることを意識しましょう。
ニュースで「知識を仕入れる」のもいいですが、雑談で盛り上がるのは、「その人の体験談」です。
ちなみに僕は、毎日土曜日は、普段食べないものを食べたり、行ったことのないところに行く日として設定しています。
力みすぎていないか
雑談のテクニックを頭の中で意識しすぎていると、その時点で雑談としては力みすぎです。
社交的で雑談好きな人からしたら、本当になにも意識せずどうでもいいことを思いつくままに喋っているだけ。
そこに、ガチガチに力みまくった状態で会話に参加すると、そりゃあ変な感じになります。
場数を踏み、自己肯定感を高めることで、会話においての力みは抜けていきます。

おわりに
話し方教室に通ったことが、無駄だったとは思いません。
本格的なレッスンを一度経験しておけば、あとは自分で繰り返し練習することができます。
1ヶ月だけ試してみる、というのも賢い方法かと思います。
特に「1対多数」のシチュエーションでは、明確に話すのがうまくなります。
ただ、雑談においては、効果はイマイチ。
マッチングアプリで女の子と会いまくって、「生の会話」の練習をした方が、確実に上達します。
アプリで出会いを増やす方法に関しては、僕の得意分野。
以下の記事に、マッチングアプリで女の子との出会いを増やす「ずるい方法」を紹介しています。
>>マッチングアプリのプロフィールに1行コピペするだけで出会い率を3倍にする“裏技的文章大全”
気が向いたら、ぜひご覧ください。