というあなたに今回ご紹介したいのが、「ラブソングは恋愛を促進するのか?」について調査した心理学の実験です。
この記事で紹介する2つの実験の結果は、ラブソングを流すだけでロマンティックな気分が促進されるということを示しています。
つまり、カラオケで選ぶ曲や家でかける音楽をラブソングに変えたりするだけで、恋愛を促進させることができるということ。
というわけでこの記事では、ラブソングの恋愛促進効果を調査した研究を2つ紹介するとともに、デートにラブソングを取り入れる方法について提案します。
最後までよろしく!
ラブソングでナンパの成功率が上がる!?
フランスのニコラス・ゲーゲンら(2010)の実験は、ラブソングが聞き手に与える恋愛促進効果を強く表しています。
実験の流れは以下の通り。
①一室に18~20歳の独身女性を集め、一定時間ラブソングを流した状態でしばらく待機してもらう。
②その後、被験者は平均的なルックスの男性(事前の9段階評定で魅力度5.08)からマーケティングに関するインタビューを受ける。
その合間に、インタビュアーから「君はとても素敵だね。今度食事に行きたいから、よかったら電話番号を教えてくれない?」と聞かれる。
そこで、何人の女性が番号を教えるのかを確認する。
比較対象として、ラブソング以外の曲(以下ニュートラルソング)を流して同じ実験を行い、女性が電話番号を教える確率を比べました。
・ニュートラルソング「お茶の時間」(事前の評定で、最もロマンティックでないと評された曲)
・ラブソング「死ぬほど愛する」(事前の評定で最もロマンティックだと評された曲)
気になる結果は以下の通り。

ラブソングを事前に聞いていた場合、なんと半数以上の女性が電話番号を教えるという結果に。
ラブソングの恋愛促進効果、恐るべし。
ラブソングで花が売れる!?
ラブソングが人に与える影響を調査した実験は他にもあります。
ニコラス・ゲーゲンは、花屋でラブソングを流すと来店者の購買行動がどう変わるのかを実験しました。
ラブソングの効果でロマンティックな気分になれば、花がより売れるのではないかという仮説が基になっています。
「ラブソング」・「ポップソング」・「無音」の3パターンに分けて実験したところ、「ラブソングを流したグループの来店者が最も多くのお金を使い、なおかつ店内での滞在時間も最も長い」という結果になりました。
こんな風に活用しよう
ラブソングが効果があるのはわかったけど、どう応用すればいいの?
と思われた方もいらっしゃると思います。
そこで、僕たちのデートに応用できそうなシチュエーションを考えてきました。
以下、よろしければご参考ください。
・好きな人とのカラオケデートではラブソングを歌う
・おうちデートではラブソングを流す
・ロマンティックなムードのBGMをかけている店を食事デートに使う
・(学生限定)文化祭で有名ラブソングのカバーを披露する
ちなみに、先ほど紹介した花屋の実験では、ポップソングを流したグループが、最も店内の滞在時間が短くなりました。
好きな人と少しでも長くいたいときには、ポップソングは避けたほうがいいかも。
まとめ
日常のBGMを操作できる機会は少ないですが、もしチャンスがあれば積極的にラブソングを恋愛に取り入れていきたいところ。
特にカラオケデートでロマンティックなしっとりした雰囲気のラブソングを歌わないのはもったいないですよ!
