「付き合う前は魅力的だったけど、最近なぜか彼女に魅力を感じない」
「あれ、こんな顔してたっけ?」
「あれ、こんな愛想悪かったっけ?」
「あれ、こんなとこにホクロあったっけ?」
◆
◆
「あれ…、なんでこの子と付き合ってるんだろう…」
◆
◆
デートを重ね、好感度と信頼を得て、いざ、告白。
やったーー!
これからはどんどん幸せがうなぎのぼりだ!
と思いきや、なぜか恋人になった彼女から、魅力が減っていく。
むしろ、アラばかり目について、一緒にいて楽しくない。
そんなことってありませんか?
実は、この現象には名前があります。
人呼んで、愛の結晶化作用。
今回は、この愛の結晶化作用から、恋人の魅力をキープする方法について考えていきます。
あなたの悩みは197年前のフランスの文豪と同じくらい高尚
…と言いたいところですが、違います。
フランスの文豪、スタンダールが1822年に刊行した『恋愛論』というエッセイ集に登場する言葉です。
「どもー!スタンダールでーす!文豪やってまーす!」
『恋愛論』は、スタンダールが世の中のありとあらゆる恋愛を分析してまとめた本。
冒頭の悩みにひとつでも共感したあなたは、文豪と同じくらいセンスがあるかもしれません。
…少し前まで彼女すらできないくらい悩んでいたあなた!
ついにフランスの文豪並みの思考レベルまで到達しましたね。
愛の結晶化作用とは、会わないうちに、相手の悪い部分が脳内で削ぎ落とされ、素敵なところ、理想の姿ばかりがクローズアップされていく様を表現したものです。
さて、この愛の結晶化作用。
この作用にはどんなメリットとデメリットがあるのか?
以下で解説していきます。
愛の結晶化作用のメリットとデメリット各1点
メリット
会えない期間に幸せを感じられること。
これが愛の結晶化作用のメリットです。
人生全体で考えて、恋人と過ごす時間と、恋人と過ごしていない時間、どちらの方が長いでしょうか?
そう、恋人と過ごしていない時間です。
そうした意味では、ある意味幸せなこととも捉えられます。
こんな言葉を使うのはミスマッチかもしれませんが、非常にコスパが高い幸福の捕まえ方です。
恋人と会う頻度を下げ、次に会うまでの間隔を長く取れば、それだけで幸福感を得られるんです。
デメリット
カンの鋭いあなたなら、デメリットは薄々感づいているかもしれませんね。
そうです。
会った時にガッカリしちゃうことです。
愛の結晶化作用が大きく働くほど、理想と現実のギャップはどんどん開いていきます。
相手にしてみれば迷惑な話です。
勝手に舞い上がって勝手にガッカリされている。
相手が会わない時間にしっかり自分磨きしているなら別ですが、付き合えたという安堵感から、自分磨きは怠ってしまうのが普通ではないでしょうか。
恋人の魅力をキープする2つの方法
あなたの恋人の魅力をキープする方法を2つご提案します。
①相手の好きな部分と嫌いな部分を10個ずつ紙に書き出す
②相手の気に入らない点があれば、しっかり口に出して指摘する
相手の“好きな部分”と“嫌いな部分”を10個ずつ紙に書き出す
相手の好きな部分と嫌いな部分の両方をしっかり把握するための方法です。
相手の好きな部分と嫌いな部分を10個ずつ紙に書き出してみてください。
会わない時は、簡単に嫌いな部分から目を背けることができます。
現実的に関係性を長続きさせるためには、「彼女の両面」に目を向けましょう。
ノロけることはできないかもしれませんが、関係を長続きさせるには大事なことです。
相手の気に入らない点があれば、しっかり口に出して指摘すること。
口に出して喧嘩になる可能性もありますが、改善される余地が生まれます。
口に出さなければ、あなたのなかでストレスはどんどん膨らんでいく。
いずれ不満は態度に表れて相手に伝わり、お互いに不満が高まっていきます。
これが「不満感染」です。
※不満感染という言葉は僕が作りました。
口に出せなければいずれ別れるでしょう。
「あばたもえくぼ」は最初だけだと心がけましょう。
うまく本音を伝え合い、不満の爆発を避けることができれば長期的な関係を築くことができます。
相手に合わせるよりも、いかに要求を伝えられるかが、付き合ってからのポイントです。
嫌われる勇気を持って、相手にしっかりと伝えましょう。
まとめ
僕が彼女を作った時、必ず襲われたのはこの愛の結晶化作用。
会わない期間は、どんどん彼女を美しくしていきます。
遠距離恋愛や、スケジュールのミスマッチは彼女を脳内で美しくしますが、いざ会った時、一番重要な恋人と会っている時間の満足度を大きく下げます。
記憶はいつでも美しい。
僕の記憶の中では常に彼女は笑ってます。
