あなたは、「営業」という仕事に、どんなイメージを持っていますか?
実は、「営業の技術」のなかには、恋愛に応用できるものがたくさんあります。
今回は、『営業の魔法』という本の内容を、僕なりに恋愛に発展させてみました。
というのも、最近オーディブルでこの本を聴いて、「営業以外にも使えるな」と思ったものですから。
営業ではNGとされているものでも、恋愛ではOKだったりするので、その点もしっかり恋愛の専門家として反映させています。
今回は、「恋愛に使える営業の技術」を4つご紹介します。
なぜ恋愛に営業の技術が使えるのか?

「営業の技術」が恋愛に転用できる理由。
それは、恋愛も営業も、「相手から決断を得る」という点では同じだからです。
・営業では、「商品を買う」、「サービスを契約する」という決断を得ます。
・恋愛では、「デートに行く」、「付き合う」、「ホテルや家に行く」という決断を得ます。
営業のノウハウは、企業の売り上げを守るために編み出された手法であり、「人を動かすためのノウハウ」が凝縮されています。
もちろん、すべての営業ノウハウが恋愛に転用できるわけではありません。
ですが、「人を動かす」という意味では、恋愛に活かせる営業ノウハウはたくさんあります。
以上が、僕が「営業の技術を恋愛に活かした方がいいと思う理由」です。
恋愛に使える営業の魔法
①瞬間の沈黙

会話における「間」の使い方をマスターしましょう。
間の使い方をマスターすることで、以下のようなメリットが得られます。
・女性に自分のことを深く考えさせることができる
・女性の「Mっ気」を刺激できる
「間の使い方」と聞くと、次のように思われるかもしれません。
これは、「半分正解」です。
なぜなら、「間を空けるべきタイミング」と「間をつめるべきタイミング」があるからです。
では、どのように使い分ければいいのか?
1つずつ見ていきましょう。
間を空けるべきタイミング

間を空けるべきタイミングは、「相手に考えさせたいとき」です。
たとえば、こちらから質問を投げかけて、相手が考えているとき。
こんなときは、間を恐れず、沈黙を貫きましょう。
相手に深く考えてもらうことができます。
たとえば、
と聞いたときに、間をつくって深く考えさせれば、あなたのことを相手に意識させることができます。
他には、
という後で詳しく解説する『推定承諾話法』と組み合わせると、「あなたと付き合っている生活」を強く意識づけることができます。
間をつめるべきタイミング

間をつめるべきタイミングは、「相手に自慢話をするとき」です。
と思われたかもしれません。
ですが、「自慢話」も恋愛においてはときには必要です。
自慢話というのは、営業で言うところの「商品紹介」にあたります。
自分が男として優れているところをアピールしなければ、どうやって女性はあなたのことを好きになればいいのでしょう?
「行動で表すのが大事!」という考え方はもっともです。
口で語るよりも、行動で表した方が説得力があります。
しかし、あなたの全ての魅力を、行動だけで伝えることはできません。
「第三者に自分の魅力を語ってもらった方がいい」
という考え方もあります。
ですが、デートにあなたの友人を同伴させることができますか?
他でもないあなた自身の口から語らなければいけない項目もあるのです。
たとえば、あなたが「学生時代にテニスで関東2位」になったことがあるとします。
それを伝えるには、あなた自身がその話をしなければなりません。
「自慢話」を通さないと、伝えられないあなたの魅力があります。
もちろん、自分語りばかりしてはいけません。
相手に質問しながら話を進めることも大事です。
そのバランスをしっかり見極めましょう。
話が横道にそれましたので戻します。
「間を空けると、相手に深く考えさせられる」と書きました。
間をつめると、その逆の効果があります。
つまり、「相手に考える時間を与えない」ということです。
「相手にとって初めて知る情報」を伝えるときは、早口で伝えた方が説得力が上がることがわかっています。
あなたは、メンタリストDaiGoさんのYouTubeの動画を見たことがありますか?
めちゃくちゃ早口です。
なぜ早口で話しているのかと言うと、僕たち視聴者にとって「新情報」を伝えているからです。
人は「変化」を恐れる。
なので、新しい情報に対して、人は「拒絶の反応」を起こそうとします。
その拒絶が頭に浮かばないうちに、情報をスピーディに伝えるのが大事というわけです。
逆に、お互い共感できるような話題のときは、ゆっくり話すのが効果的です。
この「間をつめて話す」というのは、営業では基本的にNGです。
ですが、恋愛においては、「間をつめて話す」のも時には効果的です。
女性は、総じて「受け身なM気質」です。
なので、Sっ気のある男性に魅力を感じる傾向にあります。
あえて「間を奪う」ことで、女の子のM気質を刺激して喜ばせることができます。
たとえば、食事デートの時。
パスタかピザで悩んでいる女性に対して、
といった風に、あえて追い込んでみる。
恋愛で男が意識すべきことは、「女性に様々な感情を与える」ことです。
「安心」しか与えられないと、つまらない、退屈といった印象になります。
しかし、時にSな部分を見せることで、おもしろい映画を見ているときのような興奮を味わわせることができるのです。
恋愛に使える営業の魔法
②売らない営業

営業と聞くと、「物を売りつける」といったイメージがあるかもしれません。
しかし、優秀な営業マンほど、自らの仕事を以下のように定義します。
営業とは、お客様の悩みを、一緒になって解決すること
大事なのは、「相手がなにを求めているのか?」を徹底的に知ることです。
もっと言えば、「男になにを求めているのか?」ということです。
求めていることがわかれば、それを満たす商品として、自分を提供すればいいだけ。
ですが、ここで問題があります。
女性は、わざわざ本音であなたに対して、「こういう男が好き」と言ってくれません。
逆の立場になってみましょう。
あなたが求める異性の条件に「巨乳でエロい」という項目があるとします。
それを目の前の女性に伝えられますか?
まずムリでしょう。
それと同じで、女性も、正直に「理想の男性像」を語ってくれません。
聞き出せたとしても、それは「うわっつらなこと」である可能性が高い。
ではどうすればいいのか?
ずばり、↓の記事を読んでください。

↑の記事には、「女性が本能的に求める男性像」を書きました。
一切の忖度がありません。
人間を動物として「優れたオス」とはなんなのかを考察しました。
営業において、人は欲していないものを売りつけられると、ときに「自分を否定された」ような気持ちになってしまいます。
たとえば営業で言うと、空気清浄機を提案したときに
と思われる。
それと同じ。
魅力的でない男にアプローチされたら、女としての自分の価値を否定された気分になってしまう。
女性が男性に対して「本能的に」なにを求めているのかを、しっかり抑えておきましょう。

恋愛に使える営業の魔法
③推定承諾法

『推定承諾法』とは、相手がイエスと答えることを前提として質問を投げかける話法です。
営業で言うと、次のように使います。
水色がなんとなくよさそうかな。
水色は一番人気のカラーなんです。
ですが、汚れが目立ちやすいという欠点もあります。
推定承諾法のメリットは、以下のとおり。
・商品を購入したあとのことを、相手にイメージさせられる。
頭に「もし」をつけて質問することで、相手の頭の中には、商品を購入した後のことが思い浮かびます。
イメージしてもらうことで、実際の購入に結びつきやすくなります。
この推定承諾法を恋愛に活かすなら、どうすればいいでしょうか?
たとえば、次のような質問を投げかけることで、「あなたと交際したイメージ」を強く相手の印象に残すことができます。
・「もしオレと付き合うとしたら、どれくらいのペース出会いたい?」
・「もしオレと旅行するとしたら、どこがいい?」
・「もしオレらが付き合うとしたら、1年以上続くと思う?」
こんな感じです。
「この人と交際したら…」ということを強く考えさせることができます。
ポイントは、女性が自発的にあなたについて考え始めるという点です。
その結果、女性の頭はあなたのことでいっぱいになります。
次のデートの誘いにも応じやすくなるでしょうし、告白の成功率も上げることができます。
恋愛に使える営業の魔法
④肯定暗示法

『肯定暗示法』は、あいまいな表現をいっさい排除して、”イエス”を前提にポジティブに言い切る技術です。
『肯定暗示法』は、営業においては「クロージング」で使われます。
「クロージング」を直訳すると、「締めくくる」。
つまり、「購入の決断を迫るタイミング」のことです。
このテクニックを使うメリットは、相手にポジティブな印象を与えることができる点にあります。
たとえば、あなたが友達から「休日に遊びに誘われる」として、次のどちらがポジティブな印象を受けますか?
(A)「今週の日曜、よかったら飲みに行かない?」
(B)「今週の日曜、飲みいこうぜ!」
Bの方が、気分が明るくなりますよね。
このように、「相手がイエスと答えること」を前提として、言い切ってしまう。
すると、相手をポジティブな感情にさせ、実際に「イエス」を引き出しやすくなります。
恋愛に応用すれば、次のようになります。
【デートに誘うなら】
×デート行かない?
○デート行こう!
【自宅に誘うなら】
×これからどうする?ウチきてもいいけど…
○よし!ウチに招待しよう!
【告白するなら】
×よかったらオレと付き合ってくれない?
○オレと付き合おう!
だいぶ印象が変わりますよね。
女性はナヨナヨした男性の態度を嫌います。
しかし、言い方を少し変えるだけで、「男らしさ」が段違いに増えます。
おわりに

●瞬間の沈黙
→相手に自分に関する質問をして「間を空ける」と、深く意識させられる
→あえて「間をつめる」と、自分について語るときの説得力をアップさせたり、「Sっ気」を見せることができる
●売らない営業
→「ありのままの自分を好きになってほしい」ではなく、「女性が彼氏に求めるニーズ」をまずは把握する
●推定承諾法
→「もし」と仮定した質問で、「もしこの人と付き合ったら…」とイメージさせられる
●肯定暗示法
→誘うときに”イエス”を前提に言い切ることで、ポジティブな印象を与える
いかがでしたか?
もしかすると、「営業」についてのイメージが変わった、という方もいるかもしれませんね。
今回ご紹介したのは、営業と恋愛だけでなく、コミュニケーション全般で使えるテクニックです。
ぜひ、日常生活で試してみてください。
とはいえ、「デートに行く相手がいない…」とお悩みの方もいるかもしれません。
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